Cart 0

0 点の商品
日時指定はこちらにご記入ください。
小計
送料と消費税はご購入手続きの際に計算されます。

カートが空です

映画を見続けてきたなかで、
いつしか「棚」に惹かれるようになった。
登場人物の背後に、そっと映り込んでいるもの。
ふとした仕草の合間に、影のように現れるその存在に、目が留まっていった。

成瀬巳喜男の映画『流れる』(1956年)には、化粧棚や衣装棚、
障子の仕切り、引き出しのついた火鉢など、さまざまな棚が配置されている。
どれもが、彼女たちの暮らし向きや佇まいを、棚ごしに映し出していた。
好きなものを置いたり、少しずつ自分の空気に染めていくような、
その人らしさが、棚にあらわれていた。

背景であって、背景ではない。
映画の様式と情緒を生み出す装置のようなもの。
ひとの暮らしの奥には、いつも静かなレイヤーがあって、
棚はそこに浮かび上がってくる。
ONCEは、そんな暮らしのレイヤーにふれる棚であれたらと思う。

棚は、場面を構成する力を持っている。
それはどこか、映画のセットをつくる感覚にも似ている。
サイズ、色、かたち。
選ぶことでシーンが生まれる。

自分の暮らしを映すシーンとそのつづきを、カットを重ね編集していく。
手を動かして組み、部屋に置き、組み替えていく。
引っ越しをしたり、子供を育てたり、ひとりになったり。
暮らしが動くとき、棚もまた変わっていく。

カメラのフレームを覗くと、だれかの部屋にONCEの棚が置かれている。
—— そんな場面を、思い浮かべている。

田中耕一郎(ONCE)

おすすめコレクション

  • Shelf 45 / Two1 Shelf 45 / Two1

    Shelf 45 / Two1

    ¥84,600~

  • Shelf 30 / Four1 + Two1 Shelf 30 / Four1 + Two1

    Shelf 30 / Four1 + Two1

    ¥195,300~

  • Shelf 45 / Four2 Shelf 45 / Four2

    Shelf 45 / Four2

    ¥260,700~

  • Shelf 30 / Two4 Shelf 30 / Two4

    Shelf 30 / Two4

    ¥272,800~